先日、 Appleから新型iPadPro2021モデルが発表されたので、Apple Magic Keyboard を約1年使ってみての使用感レビューをまとめていきたいと思います。
今から約1年前の2020年春にMagic Keyboardという「iPadPro用」の最強キーボードを発表しました。
実際にキーボードの打鍵感、Appleお得意のトラックパッドの使用感は抜群の使いやすさだった。数年前にAppleがMacBookで採用し訴訟問題になっていた「バタフライキーボード」なんかより遥かに打鍵感が良い。打鍵感はマジで素晴らしい！(11インチモデルなのでハイフンキーなどがちょっと打ちづらいというのはありますが。)
ではここで、微妙なところも！
まず、ファンクションキーがないこと。これはおそらくiOSのシステム上でもファンクションキーというキー割り当てがそもそも存在しないからだろう。
サードパティーLogicool製キーボードには、数字キーの上にファンクションキーならぬショートカットキーが存在する。
システム上でMac OSと同じようにファンクションキーが存在するなら、わざわざ専用ショートカットキーにはしないだろう。
ファンクションキーが存在しないというのは、テキストを頻繁に打ち込むユーザーにとっては難儀だと感じる。
補足で説明しておくと、ライブ変換機能というものある。
ライブ変換機能は入力中に自動でテキストを変換してくれる機能。実際これがかなり優秀に変換してくれるんだよね。このブログ記事も「iPadPro＋Magic Keyboard」で作成してる。これぐらいの作業だと特に大きな不満はない。
駄菓子菓子だよ！奥さん！
例えば、「たらこ」というテキストを入力するときに、「タラコ」「鱈子」「Takako」「TARAKO」「tarako」などなどの入力パターンがある。特に「tarako」のパターンのようなローマ字打ち込みはライブ変換では出来ないので、のちにスペースキーでの変換が必要になる。ファンクションキーあれば、入力中にファンクションキーF10を入れて一発で入力できる。PCでキーボード叩きまくってる人だとわかるでしょo(｀ω´ )o
とにかくファンクションキーが無いというのは、PCと同じ感覚でテキスト入力できない。地味にストレス溜まる部分。
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2つ目の難儀な部分。
iPad が iPadで無くなるという。
Magic Keyboard にiPadProを収めると、閉じた状態の時にiPadProをキーボードから外すことが出来ない。一々、ノートPCのように画面を開いてから取り外す。この作業はタブレットガチづかいのユーザーとしては痛手だった。
やっぱり、元々タブレットというアイテム自体が素晴らしい訳で、タブレットは画面だけに全てを詰め込んでる革命的なアイテム。さらに便利にキーボードを付けるというのは、文字入力の面では格段に作業効率は上がる。いい様に思えるかも知れないが、実際それはタブレットが従来のノートPCになってる。Appleにはこのジレンマを解決して欲しかったものだ。閉じた状態からでも、iPadを自由に取り外せたらこの評価もだいぶ変わっていたと思う。
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最後に、
Magic Keyboard は、iPadProに本格的な入力効率を求めるユーザーにとっては素晴らしいアイテムかも知れないが、MacBookほどまで快適な入力効率はない。
そして、iPadProというタブレットの利便性をMagic Keyboardが奪ってしまってるというのも現実。
キーボードとしての完成度は高かっただけに、タブレットとしての利便性を欠く設計でなければもっと素晴らしいアイテムだった。あと、値段が滅茶苦茶高すぎるね🤭
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